ピアノでコードを楽しむブログ

指は動くのに楽譜通りにしか弾けないんじゃもったいない。 コードを覚えてピアノの世界を広げましょう。


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■分数コード(その2)

■分数コード(その2)

もう一度おさらいです。

分数の分母がベースで左手、分子がコードで右手です。


今回は、ついこの間までヒットしていた「千の風になって」を例にとって
少し解説してみたいと思います。

私の(E) お墓の(C#m)前で

(A)泣かないでください(G#m7)

(F#m7)そこに私は(G#m7)いません

(F#7)眠ってなんかいません(B)


まずEを弾いてみましょう。
EにC#を足しましょう。
するとC#mになります。
こういう関連よく出てきます。

シンプルに弾くと以上のコードで伴奏できるのですが、
分数コードを足して、より深い曲作りになっています。

私の(E) (B/D#)お墓の(C#m)前で(E/B)

(A)泣かないで(B/A)ください(G#m7)(C#7)

コードとコードの間にそれぞれつなぎ役のコードが入りました。
これによってベース(左手)がE→D#→C#→B→Aと
きれいに順番に下がってくる流れになります。

「泣かないで」の所は、Aを弾いたあと右手だけBに行く
(B/A)形でかっこよい演奏、美しい響きを作り出しています。


(F#m7)そこに私(F#m7/B)(B/A)は(G#m7)いません(C#m7)

(F#7)眠ってなんかいません(Bsus4)(B)

「私」のところの、わた(F#m7/B)、し(B/A)とコードが2つ
入っているところが同じくかっこよい演奏、
美しい響きを作り出しています。

そして最後にBsus4→Bが出てきました。

とにかく弾いていると音の組み合わせや流れに
いろいろな発見がある。いろいろな曲の分解ができる。
これが楽しいところです。

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分数コード1

今回のテーマは分数コード。

コード理解のキモといっていいでしょう。
ですから、何回か続けて例をご紹介しながら、すすめていこうと
思っています。

分数コードが頻繁に登場しはじめたのはやはり70年代後半から80年頃
だと思います。

吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫時代から、
ユーミン、オフコース、山下達郎の時代へ。

洋楽ではカーペンターズとかキャロル・キングとかバリー・マンとか
それ以前からあたりまえのように使われていたと思いますが、
日本のフォークソングと呼ばれる音楽ではまだまだでした。

今の楽曲は分数コードなしには考えられないでしょうし、
ますます複雑になっているような気がします。

でも、このあいだTVのモノマネ番組で井上陽水の「心もよう」を
久々に聞きましたが、やっぱり名曲というのはシンプルなコード
でも新鮮でドラマチックで心を動かすものだと、あらためて
思いました。

サビの部分
♪さみしさだけを手紙につめて・・・
♪Am→Dm→Am→Dm→Amです。


■分数コード

理屈を知ってしまえば超簡単なのです。
分数の分母がベースで左手、分子がコードで右手と覚えましょう。

G/Fだったら左手でF(ファ)を弾いて右手でコードのG(ソシレ)
Dm7/Gだったら左手でG(ソ)を弾いて右手でコードのDm7(レファラシ)
を弾けばいいのです。

ひとつ例を出しましょう。
オフコースの「Yes-No」

♪(Dm7)君のこと (Dm7/G)ぼんやり 見てた(Cmaj7)

フォークソング時代なら(Dm→G7)となるところを
(Dm7→Dm7/G)と右手はそのまま、左手のベースだけ
レからソに移動する(下げる)のです。

両方弾いてみましょう。
(Dm→G7)に比べ(Dm7→Dm7/G)の方がとっても
おしゃれな感じ。

サビのところは
♪(Fmaj7)君を抱いて(G/F)いいの (Em7)好きになっても いいの(Am)

これは、どう弾いたらいいんでしょう・・・


■ひとつのコードを右手と左手で分解

Fmaj7(ファラドミ)は左手でファ+右手でラドミ(=Am)を
弾いても同じこと。第5回で少しやりました。

つまりこじつけて言うとFmaj7=Am/Fと言うことができます。

ということは、(Fmaj7→G/F)は、左手はファを弾いたまま
右手だけをラドミ(Am)からソシレ(G)へ移動すればいいことに
なります。

そして、右手はソシレ(G)そのまま、左手をミに下げれば
Em7(ミソシレ)の出来上がり。

わかったかな?


このへんがものすごく重要です。

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サスペンディッド・フォー(sus4)

コードの基礎がかなりわかってきたと思います。

そこで、コード一覧表を手にいれたらいかがでしょう。
どうやって手に入れたらいいか?
月間歌謡曲(ゲッカヨ?)のような歌本の最後の所に付いてます。
これをコピーするか、切り離して使用すれば、これで十分。
特に1冊を買い求める必要もないと思います。

ただ、せっかくだから、コンパクトに1冊欲しいという方は、ネット書店で
「ピアノコードブック」と検索すれば出てきます。

これをわかる所から順番に眺めていけば、かなり理解も深まるでしょう。


■サスペンディッド・フォー(sus4)

ドミソを弾きましょう。
ミをファに変えましょう=ドファソ。
これで出来上がり。

3度の音(ミ)を4度(ファ)に変えるから、
数字の4がコードネームに出てくるのです。

sus4の次に弾くコードはほとんど、もとの3度に戻る進行になります。
つまりCsus4→Cという具合に。

英語のサスペンディッドには引っかかる、保留するなどの意味がありますが
まさにそういう使い方です。

つまりCに行く前にいったん引っかかってからCに行く。
あるいはCに行く前にいったん保留してからCに行く。
そんなニュアンスです。

例を挙げればさらにわかりやすいでしょう。

ミスチルの「イノセントワールド」のサビにいく手前。

♪いーだろー(Bsus4→B)
 ミスターマイセルフ(G#sus4→G#)
 いつの日もこの胸に・・・ 

通常セブンスを使うことが多いので
♪いーだろー(B7sus4→B7)
 ミスターマイセルフ(G#7sus4→G#7)
でもいいでしょう。

まずは転回形を使わずにルートのB、G#から構成音を積み上げて
弾いてみましょう。

曲の流れがカッコよくなるでしょ。


それからもう1例。
山下達郎の「クリスマスイブ」のイントロ。
Esus4→Eを3回繰り返します。
これってかなり斬新なアイディアだと思います。

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今までのおさらい

■今までのおさらい

ここまで
・メジャーコード
・マイナーコード
・セブンスコード
・マイナーセブンスコード
・メジャーセブンスコード
と5種類学んできましたが、まずは主音Cで
全パターンマスターしてください(C、Cm、C7、Cm7、Cmaj7)。

そうすれば同じ理屈(音間)で全パターンが12種類弾けることになります。

主音がC#、D、D#、E、F・・・と変わっていくだけです。

これでもう、5×12=60種類のコードを覚えたことになります。

転回形を使えばさらに多くの響かせ方を知っていることになります。

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メジャーセブンスコード

突然ですが、「エリーゼのために」はご存知ですよね。
初級者向きの格好の作品だと思います。もちろん作曲者はベートーベン。

この曲のコード進行わかりますか。

Am→E7→Am を2回

長調に変わり C→G7→Am→E7

再び Am→E7→Am を2回

また長調に変わり、曲は中盤に展開してゆきます。

この事に気がついた時、自分なりに「なるほど」と納得した事を
思い出しました。

ベートーベンはどこまでコード進行というものを意識してたんだろう。
今日ポップスで使われている複雑なコードは
どこまでわかっていたんだろう。

なんて事を考えたりしました。
結論はわからず終いですが。


■メジャーセブンスコード(maj7 または M7)

C7からはじめましょう(ド・ミ・ソ・シの♭)。

シの♭を半音上げてシにします(ド・ミ・ソ・シ)。

これでCmaj7が出来上がり。

もう一度、第3号の復習からいくと、メジャーコードに「短7度」を
加えたものがセブンスコードならば、
メジャーコードに「長7度」を加えたものがメジャーセブンスコードです。

また超簡単な長7度の見つけ方はルート(主音)の
半音下の音だということです。

ドミソを弾いたらドのすぐ左隣りの音(シ)を加えればいいという事です。

弾いてみてください。
とってもロマンチックないい響きですよね。

構成音が4つですから、前回やった転回形で4パターン
弾いてみてください。

そうすると薬指(4の指)を使うパターンも出てきます。
転回形によってはよく使います。

前回Dm7をラ・ド・レ・ファで弾きましたが、
左へ1音ずつずらし、ソ・シ・ド・ミ。
これもCmaj7です。


前回やったm7と今回のmaj7を使った、すばらしい曲の一部を
お教えしましょう。

荒井由実の「あの日に帰りたい」

♪せいしゅーんの(Am7) うしろすがたをー(Gmaj7)
♪ひとはみなー(Am7) わすれてしまうー(Gmaj7)

セブンスが入ることによってコードの響きがマイルドになります。
この曲のすごいのはリズムがボサノバで、コード、リズム、メロディーが
見事な調和を醸し出していること。

歌い方は最初、ぶっきらぼうで単調だと思いましたが、
実は、この曲の持つアンニュイさと見事にマッチしているんですね。

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